2017年振り返り
前年度は転職、引越、同棲というイベントがありました。 2017年度は仕事を中心にやっていけたのかを振り返って行きたいと思います。
3行で
チームとしての活動
SPRINT
SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法
- 作者: ジェイク・ナップ,ジョン・ゼラツキー,ブレイデン・コウィッツ,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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チーフエンジニアを発端としてLeanな手法に前期取り組みました。
- サービスを利用するユーザーは一体どんな人なのか
- そのユーザーは普段どんなタイミングで課題を感じ、それがどれほど苦痛なのか
- その苦痛を解決する課題をどう上手く改善しながら作り出していくか
上記を基本コードを書くことなくやりました。
1.と2.に関して、実際ユーザーから話を聞き、フォーカスすべき課題を見いだせたことが良かったです。それまでがむしゃらに解決策を提供しようという流れが強かったので。
また3.により高速なフィードバックを得ることで確度の高い解決策を作成できたのは有意義でした。 ただし3.に関しては状況の変化などあり継続的にできなかったのが少し残念。
弊社は学生向けのサービスを主に提供しています。 数十人の学生さん達に、遠くは群馬までインタビューしに行った2017年前半でした。 受験間近の人も数人いたので、みんな良い結果でてるといいなぁ。
B2B
2017年後半は主にB2Bサービス提供の準備とかもしていました。 こっちは利害関係者多すぎるので、どれだけアーキテクチャとして健全性を保つのがキモか、といったところでしょうか。
エンジニアとしての活動
2017年はRailsエンジニアとしてAPI、フロントエンド、インフラ管理の開発を幅広くやれ、お陰様で大分地力がついて来たと思います。 またサブとしてAndroidの開発も少ない時間ですが継続的に携わり、簡易な実装やレビューができるようになりました。 業務の傍らではアクセスログ解析をし、窓関数など複雑なSQLへの抵抗感がなくなり、サーバー開発などに活かせています。
以下2017年の開発に関する主要トピックです。
課金機能
Android課金機能の実装をしました。Google PlayはAppleの課金に比べてシンプルなので非常に楽でしたが、Appleに比べてサーバーサイドで定期的にSubscription状況をチェックするなど少し面倒でした。クライアント側の実装もスムーズでしたが、リリース前の最終テストはなかなか骨が折れました。
参考になった情報
大体流れ掴んだら、あとは公式ドキュメントとかで大丈夫でした。
多言語SEO
自分が提案したタスクの中で2017年会社に一番貢献したのはおそらくこれです。弊社サービス、基本的にはアプリで使う想定ですが、Web版も一応あり改善を施しました。
基本的にはGoogleのドキュメントを参考にしました。弊社サービス台湾とタイのユーザーが多いため、各言語でのSEO対策をする必要がありました。インターナショナルターゲティングを基本とした施策をして数ヶ月後には結果がでました。
SEO対策後の結果一例:タイ(縦軸の数値隠してるので雰囲気程度に)
海外ではタイに加えて台湾の学生達からのアクセスがすごく増えました。 日本ユーザーと合わせると巷でいうPV数そこそこあるサイトに。PV数はKPIとしてあまり重視していませんが、海外勢が弊サイトにリーチできるようになったのがまずは喜ばしいです。
Web版はまだまだ改善点が腐るほどあるので、今後も学生の学びの助けになるような改善をしていければ。
参考になった情報
アクセスログ解析
Redshiftを導入しました。もともと古くからあったログ解析基盤が破綻してしまい、解析どころじゃなくやらざるを得ない状況でした。ユーザーの様々なインサイトを得ることができるように。あとSQL書きまくりました。Redashに溜まっているクエリで約100件。ポスグレ互換のRedshiftと本番サーバーのMySQLの差によく混乱するようになりました/(^o^)\
Redshiftのおかげでできるようになったこととしては、
- ある機能がどれだけつかわれてるか、皆が躓いている部分があるとしたらどこかなどの調査
- ユーザーからいただく要望にどれくらい真実味があるかの調査
- 検索・推薦システム
例として検索候補の計算にRedshiftを使っています。
とはいえうちのサービスはユーザーから直接話を聞くなどして改善できるところも多くあり、Redshiftの活用については業務の傍ら手探りでやっています。データ分析の勉強会で、初心者とか兼業者でも参加できるやつあったらいきたい。
参考になった情報
- 作者: 加嵜長門,田宮直人,丸山弘詩
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2017/03/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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神本
インフラ管理
2017年はインフラの構成を変更するチャンスに恵まれ、TerraformとKnife-Zero、Capistranoを実践しながら大分学べました。 2018年はCIの都合もあり、Dockerやっていくぞという気持ちです。
参考になった情報
Terraformは既存リソースをterraformingつかって出力すると死ぬほど捗ります...ありがたや...
Knife-Zeroに関しては別途まとめております。
料理いっぱい作った
プライベートはしっかり2人の時間をすごしたいので、終業後や休日のYATTEIKIレベルが少し下がりました。 そんな中、普段と違う手軽なものづくりとして料理でストレス解消することが多かったです。 おいしいしハッピーだし良い。
2017年はレシピの参考元として鬼のようにオレンジページnetを使わせていただきました。 プロによる絶妙な素材・調味料の組み合わせが無料で見れて最高です。
以下彼女氏から評価の高かったレシピを紹介します。
春〜夏
- 冷しゃぶそば | 小田真規子さんのレシピ【オレンジページnet】プロに教わる簡単おいしい献立レシピ
- タコライス風炒飯 | 長谷川佳子さんのレシピ【オレンジページnet】プロに教わる簡単おいしい献立レシピ
- トマトとチキンのオーブン焼き | 渡部和泉さんのレシピ【オレンジページnet】プロに教わる簡単おいしい献立レシピ
秋〜冬
- ほうれん草と鮭のクリーム煮 | 田口成子さんのレシピ【オレンジページnet】プロに教わる簡単おいしい献立レシピ
- 大根と豚肉のさっと煮 | 松本忠子さんのレシピ【オレンジページnet】プロに教わる簡単おいしい献立レシピ
あとこれは2018年の正月につくったのですが、ソースがほんとうに美味しかったです。 マッシュルームの代わりにしいたけ、また発酵バターを使いました。
ありがとうオレンジページ。もしオレンジページのサービス改善の機会もらえるなら死ぬほどやりたいです。
2018年度の抱負
2018年、特に前半は2017年度に比べ業務で技術的なチャレンジ、サービス開発スキル向上の機会が少なくなると予想しています。 そのため業務外でそれを補う活動をし、持続的にスキルを磨き続ければと思います。 特にサービス開発に対してモチベーションが高いということが2017年で分かったので、そっちを頑張りたい。
具体的には以下を最低限の目標に頑張っていきたいです。
- 業務中に10%自由に改善活動して良い時間があるので、その時間で今あるサービスにインパクトのある改善を一つ提供する
- 個人プロジェクトを一つ公開できる状態に
- 社内で英語勢が増えつつあり、簡易な会話しかできずに悔しいので英会話のレッスン受ける
今年はいっぱい失敗積み重ねていくぞ。